初めてまあるいガラスを作ったときに、その形があまりに可愛くて、美しくて、愛おしく感じたのを覚えています。ガラス制作の第一段階で、その透明な美しさに魅了されたわけです。

 それからいくつものガラスダマを作っていくうちに、そのまあるいカタチ故に、包み込んでくれるような優しさや強ささえ感じるようになりました。

 わたしはガラスダマのまあるいカタチは地球とおなじであること、美しさや優しさ、強さは人間の姿とおなじであると考えています。

 「人と人が手を繋ぎ、優しさをもって美しく強く自分らしく生きること」を、このガラスダマを通じて感じていただけたら嬉しいです。

 なぜなら、ガラスダマもわたしたちも世界でひとつの素敵な存在なのですから。



 お菓子を作る仕事から離れた時に、特に趣味も無かったわたしは、たまたま知人がガラス教室に通っていたこともあり、なんとなく面白そうかなぁと同じ教室に通い始めました。

 ガラスを始めてみると、小麦粉にバターや卵を足して焼くとクッキーやケーキができること、溶けているガラスに色ガラスを足して作品を作ることは、「素材を足して作り上げる」というところでとても似ているような気がしています。



 自分やまわりの人々を通じて感じたことなどが自分の中で重なり合い、ガラスダマというまあるい世界を紡ぎ出す。

 そして、ガラスダマを通して、悦びや安らぎ、慈しみの心が広まってほしい、またガラスダマを介して様々なひとやものが繋がっていって欲しい。

 そんな思いから 「みっつ社」という屋号と共に活動しています。


みっつ社 ヨコタユウコ

パティシエとしてカフェやレストランで洋菓子を作る仕事に携わる。パティシエの仕事から離れた時に出会ったガラスに魅了され、活動をスタート。ガラス教室修了後はフリーで活動、現在は「ガラスダマ」にこだわり制作している。都内を中心に個展を開催、グループ展多数に参加している。